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K-134

K-134

ライセンスアウト先の興和株式会社より、国内後期第II相臨床試験の結果およびこれまでに得られた知見を総合的に検討した結果、閉塞性動脈硬化症を適応症とした開発の中止を決定したとの連絡を受けました。閉塞性動脈硬化症以外の適応症への対応につきましては、興和株式会社にて検討されています。

以下は、これまで閉塞性動脈硬化症を適応症として開発を進めていた内容となっております。

対象疾患 閉塞性動脈硬化症
開発ステージ 国内後期第 II 相臨床試験終了
ライセンスアウト先 興和株式会社
概要 足の動脈硬化である閉塞性動脈硬化症の改善薬、抗血小板剤として開発しております。 閉塞性動脈硬化症の中でも、2期の間歇性跛行を対象としております(下図:閉塞性動脈硬化症の症状)。
本開発品は、過去の研究開発活動の結果、
(1)血小板凝集阻害作用
(2)血管内膜肥厚抑制作用
(3)出血性を助長しない
を有することが確認されております。
2011年度において米国及び国内前期第 II 相臨床試験は終了し、閉塞性動脈硬化症に伴う間歇性跛行症状を有する患者における歩行機能の改善が確認されております。

開発進捗

2002年9月 全世界の権利を興和株式会社にライセンスアウト
2006年4月 国内第Ⅰ相臨床試験開始
2007年10月 国内第Ⅰ相臨床試験終了
2008年7月 国内前期第 II 相臨床試験開始
2011年1月 国内前期第 II 相臨床試験終了
2012年1月 国内後期第 II 相臨床試験開始
2014年12月 国内後期第 II 相臨床試験終了

K-134の作用メカニズム

K-134は、PDEの強力な阻害剤であるとともに、血小板のコラーゲン受容体の1つであるCD36及び血小板や血管壁に存在する細胞骨格タンパク質の1つであるコフィリンと結合することが、ドラッグ・ウエスタン法により証明されております。これらの2つの標的タンパク質(CD36及びコフィリン)は、既存の販売されている抗血小板剤で結合するものはないことから、本開発品は既存のPDEの阻害作用を有する抗血小板剤とは異なる新規の作用機序を有するものと考えられます。

血小板模式図

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閉塞性動脈硬化症の症状

閉塞性動脈硬化症は、1期~4期まで分類されており、症状が悪化すると足を切断することになる場合もあります。また、閉塞性動脈硬化症にかかると、他の血管(脳、心臓等)でも動脈硬化が進んでいる可能性があると考えられております。

1期 しびれ・冷感 動脈硬化が原因で足の血行が悪くなり、急激な運動や連続歩行の直後などにしびれ、冷感がみられます。多くの場合、症状もすぐ消失し、通常は症状がありません。
2期 間歇性跛行 一定の距離を歩行した後、筋肉に痛みや硬直を起こし、歩けなくなりますが、しばらく休むと歩けるようになります。
3期 安静時疼痛 安静時にも足へ十分な血液(酸素)が供給できなくなり、疼痛が起こるようになります。
4期 潰瘍、壊死 血流の悪いところから皮膚の壊死、潰瘍が生じます。

動脈硬化が起こる仕組み

血管模式図

k-134img01 pdficon_large168KB(上図を拡大)

正常な状態

血管内皮細胞は、血液を凝固させないような働きを持っており、通常は、身体中に酸素や栄養素を運ぶため、血流はスムーズに流れています。

血管が損傷した時

コレステロールや何らかの原因によって、血管に負担がかかり損傷を受けると、血小板はその傷を塞ぐため凝集します。 血小板凝集塊が血管壁に付着することによって血管壁が厚くなり、動脈の弾力性は失われ硬くなっていきます。これが動脈硬化の始まりです。
その結果、血液が通る道が細くなり血液がつまりやすくなり、身体中に十分な酸素や栄養素が行き届かなくなってしまいます。
血管が詰まることによって、血栓症・心筋梗塞・脳梗塞等を引き起こします。

血栓の一部が遊離

血小板凝集塊の一部が遊離し流れていくと、細い血管に入り詰まってしまうこともあり、血栓症・心筋梗塞・脳梗塞などを引き起こします。

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