DWR-2206

DWR-2206は、水疱性角膜症を対象疾患とした、再生医療用細胞製品です。培養ヒト角膜内皮細胞にROCK阻害剤を含有した懸濁液(本製品)を前房内に注入し、角膜内皮の再生を行います。これまで、同志社大学発バイオベンチャーのアクチュアライズ株式会社において開発が進められておりました。

水疱性角膜症は、角膜内皮細胞が障害を受け、角膜浮腫が起こり、角膜が白く濁って視力が著しく低下する病気です。フックス角膜内皮ジストロフィ、白内障や緑内障等の眼科手術により角膜内皮細胞が減少することが原因にあげられ、角膜内皮障害の症状が進行した状態をいいます。現在の治療は角膜移植のみですが、世界的なドナー不足、移植片不全等の問題があり、手術の難易度も高いとされています。
この製品はこれらの問題を解決する新しい治療法であり、今後は、アクチュアライズ株式会社と共同で日本における開発を進めていきます。

DWR-2206のアプローチ

日本
対象疾患 水疱性角膜症
開発ステージ 第Ⅱ相臨床試験(日本)
パートナー アクチュアライズ株式会社と共同開発

開発進捗

関連IR資料(最新)
  • 2024.03
    第Ⅱ相臨床試験(日本)開始
  • 2022.06
    アクチュアライズ株式会社と共同開発契約を締結